SEO-SP5
 2020年12月1日

SEO-SP5は、天体用カメラに特化した改造です。

 SEO-SP1からSEO-SP4まで17年間独自の改造を行っておりましたが、
世の中の厳しい情勢の影響で独自フィルターの入手が困難になりました。
従いましてSEO-SP4は2020年10月で受注終了とさせて頂きます。

代替改造としてSEO-SP5を2020年12月より受注開始いたしますのでご依頼頂けましたら幸いです。

SEO−SP5は国内改造業者さまと同等の方式ですが
他と違う大きな点はスケアリングの精度保証に有ります。

キヤノン指定の調整装置を用いてスケアリング誤差を1/1000mm台まで追求していますので
改造前の新品精度よりも遥かに高精度に仕上げております。
明るい光学系をご利用されている方々には特に重要な点です。

片ボケが生じた場合はカメラ以外の要因を疑うことができますので安心してご利用できるかと思います。
改造前と改造後のスケアリングデータを添付いたします。


CANON既存フィルター構成 
   
 
 
 SEO-SP4改造 SEO-SP5改造 
   
SEO-SP4 特 長
・専用設計の干渉フィルターはHα帯域まで高透過率です。
・干渉フィルターはCMOSに極力近づけてゴースト肥大を抑えています
・高精度加工されたフィルター枠に交換して迷光を防ぎます。
・測定器によるスケアリング調整
■短 所 
・ダストリダクションが省かれる。
    (フッ素コートでゴミの付着を軽減します)
  
 
SEO-SP5 特 長
・カメラ既存のフィルターを使うので対応が簡単
 (他社改造品は全てこの方式になっています)
・ダストリダクション機能がそのまま使用出来ます。
・測定器によるスケアリング調整
■短 所 
・SP4に比べればHαの透過率が若干低い
・SP4に比べればゴーストが若干大きい
  

   持ち込み改造費(税別)
   SEO-SP4  SEO-SP5
 EOS 60D 〜   最新APS-C機 43,700円 30,000円
 EOS 5DMark*・EOS 6D・EOS 6DMark
           最新フルサイズ機
50,300円 30,000円
 EOS RP・EOS R・EOS R5・EOS R6

 EOS R シリーズは色補正フィルターが他機種よりも厚いためフランジバックがより長く変動します。
どの機種も調整ネジ等でCMOSをフランジに近づけてフランジバックを短くするのですがRシリーズはメーカーの調整範囲を超えてボディーフレームに当たってしまい無限遠が出せない状態です。
そのためボディーフレームを削るのですが、切削粉の影響を避けるためフレームに付いている部品を外す手間が多くなり値上げをせざるを得ない事となりました。

 他社ではこれらの作業を省略しており、フランジバックやスケアリングの狂ったままユーザーに供給しているようで、当方が再調整の受け皿になるケースも発生しております。
精度確保のための加工は妥協できませんのでご負担お願いします。

  35,000円 

CC6フィルター

折角、自前のEOS R6 が手振れ補正が付いているのに天体用専用にするのは勿体ないと一般撮影用のフィルターを製作しました。

    EOS R6 SEO-SP5 + CC6フィルター 45,000円です。 






 
  
ご注文の手続き

 (1) お支払い
     当方へ送られる頃に振り込んでください。(前払い)
 (2) 発 送
     梱包はカメラが踊らないようクッション材を用いてください。
     余裕の無い小さな段ボール箱は厳禁です。
     バッテリー・メモリーカード・ストラップは送らないでください。
     時間指定は不要です。
 (3) 納 期
     4日から14日ほどでお返しできます。
      
 (4) 修 理
     部品保守期間が過ぎた古いカメラはお受けできない場合があります。
    都度ご相談ください。

撮影時のご注意
ライブビューをONのまま撮影をすると迷光が入りますので
本番撮影時はライブビューをOFFにしてください。
(カメラ内部の赤外線LEDに反応するためでメーカーの仕様です)
EOS R シリーズは問題ありません。

ご依頼は当方でもお受けしておりますが
下記ショップでも取り扱っていただいております
アストロ&バードショップ
シュミット
http://www.syumitto.jp/#

 テレスコープセンター
アイベル
http://www.eyebell.com/

 天文ハウス
TOMITA
http://www.y-tomita.co.jp/



お問い合わせは下記まで

瀬尾一夫

    
 コラム
 最近、他社改造機とSEO-SP5の違いのお問い合わせが多く寄せられております。 (2021/2)
又、誤解のある評価が独り歩きしているようですので弁明させて下さい。(あくまでもEOSが対象です)

■Q 他社とSEO-SP5の違いは?
■A どちらもEOSの既存のフィルターを使っているので全く同じ改造方法です。
ダストリダクション機能が使える改造はすべて既存フィルターを使っています。
このフィルターには超音波振動子が張り付けられており、機種で形状や貼り付け位置が違っています。(下記写真参照)
赤く見えるのが干渉フィルター(UVIRCut)の証拠です。

フィルターに振動子を付ける特注はメーカーの生産数に匹敵するような発注数が必要で、なおかつ形状の違う機種ごとに発注するのは全く現実的ではありません。
小規模な業者が振動子付きのフィルターを特注するのは不可能です。
従って、ダストリダクション機能が使える改造は何処も同じで既存フィルターを利用しています。

CMOS最前面にある振動子付きの干渉フィルター(UVIRCut)を残して中間にある色補正フィルターを除去する。
ダストリダクション機能を温存させるにはコレ一択です。
ある業者は、ダストリダクション機能が使える独自のUVIRCutフィルターに換装すると間接的にうたっているようですが全く矛盾しています。
内部構造を知らない方たちがこのような話を広めていくことには釈然としない気持ちになりますので弁明させて頂きました。
■Q SEO-SP5はオートフォーカスが問題だそうだけど?
■A この心配をするとすべての業者が同じ改造故、ダメと言うことになります。
まず基本的な知識として知っておきたいのは、ガラスフィルターを通過した光の合焦点は屈折の影響で長くなる事です。
逆に、改造品は色補正フィルターを抜いたため合焦点は短くなります。
その時のフランジバックは見かけ上44.0mmよりも長くなり、レンズの無限遠(44.0mm)はピントが合わなくなってしまいます。
そのため、光路長調整の3本のビスを締めて合焦点にCMOSを移動させ44.0mmに合わせ込みます。
当方はCANON指定の測定器でフランジバックをリアルタイムに計測して高精度に仕上げております。
(フランジバックの数値は物差しで測るような物理的な距離ではなく、ガラスフィルターの屈折を考慮した光の収束点距離?です)

      
→ ご興味のある方は計測調整風景をご覧下さい

他業者の目見当で合わせる方法では3か所の調整ネジの兼ね合いを考えたらスケアリングを正確にするのは至難の業ではないかと思っています。
現に他社改造機でフランジバック・スケアリングの合っていないカメラを度々持ち込まれることがありますが、計測するとメーカー出荷基準値からはみ出していて片ボケするのは当然でした。
つまり、44.0mmが保証できない改造機は改造前のメーカー精度より劣る場合があると言うことです。
( ついでに、再調整時に内部構造を見る機会がありますがSP5と全く同じである事を確認しております)

最後に、
他社の不具合を駆け込み寺のようにサービスをしていると悶々とした気分になり、
ついついこんなことをぶつけてしまいました。
うそ偽りないことを申し上げた積りですが、間違いや疑問点があればお知らせください。
誠意を持って回答させていただきます。(匿名はお断りさせていただきます)